アセアンと中国の外交問題

2012年7月にアセアンを中心に開催されたASEAN外相会議では
ASEAN側は「南シナ海行動規範」策定の協議入りを提案。
しかし9月以降に事務レベル協議入りすることで原則的に合意していましたが、
外相レベルでの合意は先送りされました。

ASEAN諸国の対中認識は各国で異なっています。
中国側の海域に接しているのかどうかで経済的・戦略的利害があり、この第1の
グループは、海域利害を有する国であり、南シナ海で領有権を主張するフィリピン、
ヴェトナムの2カ国が強く中国の行動に反発しています。
ブルネイ、マレーシア、インドネシア、シンガポールはやや静観の構え。

第2のグループは、タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマーなどは中国とのつながり
を強めています。
背景にはアメリカをバックにしている国と中国をバックにしている国との対立の構図
になっていて、関係国と中国との緊張が高まるにつれて、ASEANと言う組織の役割に
対する期待が高まっていますが、ASEAN事務局が期待に応えることは難しい状況に
なっています。