マレーシアの国営自動車会社プロトン（PROTON）では
日本の自動車メーカーホンダとの提携の可能性を発表しています。
プロトン社はマレーシア国内で自動車生産、自動車部品生産をしていて
2010年度の売上では　82億リンギ（2400億円）
純利益で2億6000万リンギ（60億円）
総資産75億リンギ（2100億円）　などになっています。

マレーシアの合弁相手のDRBハイコム(DRB-HICOM)の子会社で
国民車メーカーのプロトンと提携協議に入ることを明らかにしています。
開発から生産までが検討対象になる予定です。

プロトンは設立当初は、マレーシアの国策企業で自動車産業の育成に
取り組んで来ました。
大手複合企業のDRBハイコムの傘下に入ってからは、グローバル化の傾向を
一段と強めています。
2012年1月、マレーシアの国営投資会社のKhazanah Nasional Bhd
カザナ・ナショナルから株式譲渡をされ、12.9億リンギで購入。
DRB-HICOM社が42.7％を握る大株主になっています。

DRB-Hicom社はホンダ・マレーシアの株式34％を保有していて
今回のホンダとの提携を進めてきました。またプロトンの抱える負債は少しずつ
事業再編をすること、海外企業との提携を進めることで
返済していく計画です。