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ウイグル移民に関する問題でタイとトルコ間のFTA協議は遅れる影響

ウイグル移民に関する問題でタイとトルコ間のFTA協議は遅れる影響が
出ると報道されています。
15年7月中国からタイに逃れ、保護を求めていたウイグル族およそ
100名をタイ政府が中国に強制送還したことに関して、ウイグル族と
同じイスラム教徒が多いトルコでは、タイ政府に対するデモが行われました。

両国のFTA交渉の第1回目ラウンドは8月に予定されていましたが、
数ヶ月間は自由貿易交渉を遅らせる必要があると政府高官もコメント
しました。

タイの大手企業におけるトルコの投資のほとんどは食品分野と農業分野と
なっています。
トルコに進出しているCPフーズ(CPF)社は今回の事件に関して事業自体には
大きな影響はないと発表しています。
生産工場もイスタンブールから離れていて、生産工程にも影響はないと
しています。
CPF Turkey社はトルコ国内で鶏肉加工事業、飼料、養鶏、鶏卵事業を
展開しています。

タイ商務省ではトルコ~タイの両国間貿易は2014年度末の海外全体
取引額の0.3%程度で、13億USドルであるとしています。
15年度1月~5月期の額は前年同期比-14%で、5.16億USドルでした。
2014年度タイの輸出額は10.8億USドルで、トルコからの輸入は
2.8億USドルでした。

タイ側のメインの輸出品目はエアコンや部品、自動車、自動車部品および
付属品、エチレンポリマー、ゴムなどになります。
一方で、トルコからの輸入は、主に衣類、糸や繊維、機械、部品、
および野菜を含みます。

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