タイの大量輸送交通機関ライン開発プロジェクトと周辺の不動産開発に関して2

●イエローライン新線プロジェクトに関して

2016年2月、タイ官民連携プロジェクトの推進を目的に設置された
PPP委員会はバンコク首都圏の都市鉄道「ピンクライン」「イエローライン」の
開発計画を承認しました。
タイ電車公社MRTAがPPPプロジェクトを利用し、民間資本入札を導入して
開発する計画です。

イエローラインはバンコク都ラープラーオ駅~バンコク南郊のサムットプラカン県
サムロン駅の30.4Kmを結び、事業費546億バーツの投資額です。
同路線はバンコク郊外の大通りであるシーナカリン通りを通り、
老舗大型デパートであるシーコン・スクエアなどを通過します。

同路線では地下鉄ブルーラインを接続し、オレンジラインを交差して、
エアポートリンクラインのホアマーク駅を通過、BTSダークグリーンライン
のサムロン駅までを接続するとしています。
スワンナプーム国際空港にも近いために空港へのアクセスもしやすいと
されています。

同路線周辺地区ではタウンハウスや一戸建ての開発が多くあり、
プロパティー・パーフェクト(PF)、ランド&ハウス(LH)、
アナンダ・プロパティー(ANAN)、クオリティー・ハウス(QH)などの一戸建て
ブランド開発が進んでいます。

●ピンクライン新線プロジェクトに関して

ピンクラインはバンコク北郊のノンタブリ県ケーライ駅~
バンコク都ミンブリー駅34.5Kmを結び、事業費566億バーツで開発予定です。
ミンブリー地区はバンコク郊外の高級一戸建ての多い地区でもあり、
ピンクラインの開発によりバンコク東北部エリアからの通勤客も見込める
予定です。

●オレンジライン新線プロジェクトに関して

タイ国家経済社会開発委員会National Economic Social Development
Board(NESDB)では大量輸送交通機関オレンジラインの計画をMRTAバンコク
首都電車公団へ提出しています。

同ラインはタイカルチャーセンター駅~ミンブリー駅、その後スウィタヴォン駅、
バンクンノン駅をつなぐ35.4kmのルートです。
事業費1900億バ-ツとしていて、ファーストフェーズは800~900億バーツ、
2018年度の完成を予定しています。

現在タイカルチャーセンター~ミンブリ間、21.2kmの建設計画を承認されていて、
2016年6月までに入札を実施し、16年内の着工を目指しています。
バンコク首都電車公団(MRTA)が事業母体となって開発し事業費は829億バーツ、
総延長のうち12.2キロが地下(10駅)、9キロが高架(7駅)となる計画です。

同ラインでは開発地区での立ち退き問題があります。
オレンジライン西部地区の住民が移転を拒否して以降、何度も計画を
練り直しています。
タイ政府、バンコク首都電車公団ではスムーズな土地引き渡し、開発実施が
求められています。

●グリーンライン延伸プロジェクトに関して

グリーンラインの延伸ラインは北部と南部へ伸びるプロジェクトがあり、
南部に伸びるラインは2008年にタイ電車公社MRTAに承認されて建設中です。
2019年に稼働予定で、ベーリン駅~サムットプラカーン県の
サムットプラカーン駅まで13.0kmとなっています。

同ライン周辺は、スクンビット通りソイ109やベーリン地区で
バンコク中心部通勤可能なエリアとなり、
中間層が購入できる150万~200万バーツ台の価格帯物件が多く存在します。

北部延伸ラインではモーチット駅~サパーンマイ駅~パトムタニ県までの
約18.4kmで建設予算はおよそ265億バーツ。
同ラインはレッドラインの東側を通って北部へ伸び、パホンヨーティン通りを
北上します。
周辺では既に多くの不動産開発が開始されています。