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シンガポールの概要(おさらい)―(2)民族構成に関して

シンガポールの国民は華人が76.7%、マレーが14%、インド系が7.9%、
その他が1.4%となっています。
多民族で構成されていて、各民族の住居配分などにも配慮する
政策をとっています。
世界でも少子化が進んでいる国の一つであり(2013年度0.78)、
政府は労働力確保のため移民を推進してきました。
しかし同国内国民からの反発は根強くあり、一党独裁の
シンガポールでは異例の抗議集会が開かれる事件が出始めています。

シンガポールの移民政策は段階的に変更されてきていています。
1965年の建国以来積極的な永住権や就労ビザの発行による移民、
高度人材の受入れを進めてきました。
2013年時点で人口のおよそ40%弱が永住権保持者、
就労ビザ保持者となっています。

しかし、近年は外国人による自国民の就業機会喪失、
交通インフラ渋滞、不動産高騰など不満が増加しているため、
海外からの移民へのハードルを引き上げる政策を進めようと
しています。
富裕層移民への永住権付与への優遇政策一部廃止、
学歴などによるワーキングホリデー規制強化など、
移民政策の引き締めを徐々に増やしています。

2016年7月シンガポール人材省(MOM)は、2017年1月から
外国人幹部・専門職向け就労許可証「エンプロイメント・パス
(EP)」の発給基準である基本月給下限を現行の3,300シンガポール
ドルから3,600Sドルへ引き上げると発表しています。

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