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マレーシアのプランテーション大手、フェルダ・グローバル・ベンチャーは保険部門を切り離し

マレーシアのプランテーション大手のフェルダ・グローバル・ベンチャー
Felda Global Ventures Holdings(FGV)では、保険会社の
AXA Affin General Insurance(AAGI)社の株式16%を
Affin Holdings(AHB)へ譲渡することを合意しています。
金額は7000万リンギ以上となっています。

パームオイルの不作などからじわじわとパーム椰子価格も
上昇してきています。
粗パームオイルCPO価格は1トンあたり2899リンギまで上昇していて、
ここ2年間で最高価格になっています。
その結果は第3四半期には業績に反映されていくとしています。
影響を先取りしパーム油価格が8月に強気相場入りしたことが背景で
同社の株価は8月に入って24%上昇しました。

フェルダ・グローバル・ベンチャー社は非中核事業の切り離しで
キャッシュを得ることを目的としています。
同社はマレーシア最大規模の農園・プランテーション事業を展開すると
同時にパームオイルの精製、製造、パームオイル製品の製造、
オレオケミカル系の商品開発、天然ゴムの生産、製糖事業、物流、
サービス、情報通信、セキュリティ、旅行などの複合企業です。
2015年度業績は売上155億5900万リンギ、
純利益1億700万リンギでした。

今回のアフィン・ホールディングス社の16%株式購入で同社の
アクサ・アフィン損害保険社の株式比率は50%を越えました。
2015年度のAAGI社の純利益は8311万リンギとなっています。
プレミアム保険加入額は13億リンギで前年比+17%増加しています。
総保険加入額の53%が自動車保険で、同社はマレーシア国内第5位の
損害保険会社となっています。

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