1. HOME
  2. ブログ
  3. タイ
  4. バンコク首都圏公社の運営するバンケン浄水場の概要

ASEAN最新動向

Latest trends in ASEAN

バンコク首都圏公社の運営するバンケン浄水場の概要

By: idCC BY 2.0

タイのバンコク北部にあるバンケン浄水場は、タイ首都圏水道公社
(MWA:Metropolitan Waterworks Authority)により
運営されているASEAN最大級の浄水場です。
バンコク首都圏住民約800万人に対して給水を行っています。

2011年の洪水被害では水質への影響については問題が
起きませんでしたが、今後は浄水場に通ずる運河に沿って高さ3.5m
以上の堤防を築く計画などがあります。

バンコクの水道普及率は約98%まで伸びていて、水道料金の徴収は
各家庭の使用料を測定し請求書を発行し、支払いも様々な箇所で
行えるようになっています。

また、利用される水道管については鉛管からプラスチック管への
交換を進めていて、一部の大きな管には鉄を使用していますが、
各家庭向けの小さな管はPVC:ポリ塩化ビニール管を使用しています。
PVC管はタイ国内で一般的に販売・普及していて、水色のものが
色指定されています。
大手にはサイアムセメント社、ナワプラスチック社、タイパイプ社
などがあります。

一方、バンコク首都圏の人口拡大に対し、下水道普及率はまだ10%程度と
なっています。
タイにおける下水道事業はすべて政府公社及び自治体が主体となって
実施していて、地域や処理施設によって管轄機関が異なっています。

天然環境資源省が管轄する下水処理施設は7つ、
その他は地方自治体もしくはバンコク首都圏庁によって管理・
運営されています。
各地区の集合住宅家庭の浄化槽からの汚泥収集、運搬及び処理に関しては
公衆衛生省が担当しています。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

月を選択