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タイのフレイザーズ・センターポイントがタイコン社の株式40%を取得

タイの大手複合財閥、TCCグループ傘下のフレイザーズ・
センターポイントFrasers Centrepoint(TQ5)社は
シンガポール証券取引所(SGX)の上場企業で、
住居・商業不動産開発を主に手掛けています。
同社は2016年10月にタイの工業団地不動産・倉庫大手、
タイコン・インダストリアル・コネクション(TICON)社の
株式の40%を132億バーツで取得する合意を行いました。

タイコン(TICON)の株式は1株18バーツで最大7億3500万株の
新株を取得します。
TICON社は2015年末時点で18カ所の主要工業団地と33カ所の
物流拠点で施設提供しており、タイの賃貸工場リース市場で
約44%を占めるマーケットリーダーになっています。

同社は1990年にバンコク銀行(BBL)などを展開する
ソーポンパニット財閥などの出資でタイ・コネクション
株式会社として設立しました。
主要な工業団地内の不動産を取得し工場を建設、
その工場をレンタルして収益を得るビジネスモデルで
成長しました。
2015年度業績は売上53億4900万バーツ、
純利益7億6900万バーツでした。

フレイザーズ・センターポイント(TQ5)は主にシンガポールと
オーストラリアで商業施設・住宅不動産開発を展開、そのほか中国、
マレーシア、タイ、ベトナム、英国などでも数多くの事業を
展開しています。
同社は2015年12月にタイ証券取引所上場の不動産会社、
ゴールデンランド(GOLD)の株式29.5%を49億7000万バーツで
取得しています。

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