タイのEコマース小売市場は2017年も継続的成長が予想される(2)

2016年にタイ政府から発表されたPromptPayシステムも、
タイの消費者行動を変化させる見通しです。
同プログラムで銀行振り込み前払いや着払いの利用より、
オンラインで支払う方法を推奨していくとしています。

(※2016年7月、タイにおける銀行口座、国民IDカード番号、
保有する携帯電話番号をリンクさせる”Promtpay”サービスが
タイ政府財務省とタイ地場銀行の主導で発表されている。)

課題としては、タイ国内ローカルで作られた製品よりも安い
中国製品と競合する中小企業への影響を懸念しています。
また、玉石混交の時代から、大企業として生き残りを掛けた戦いに
なるとしています。
2016年にはEnsogo社の事業閉鎖、日本のEC大手楽天の事業停止など、
タイEC市場での撤退案件も増加しました。

ファッションECサイトのZalora社はタイ最大小売企業の
Central Groupにタイとベトナムでの事業を売却しました。
セントラルグループ傘下子会社の上場企業COL(COL)社は
2016年Zalora(Thailand)Ltdを買収し傘下に収めています。

タイの小売総市場の中でEC市場の割合はまだ2%程度、
アメリカの7%、中国の15.9%と比較してもまだ市場潜在性は
大きいと見られています。
今後は特にモバイルからのアクセスが増加となる見通しです。