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ASEAN最新動向

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タイ国際航空の子会社であるタイスマイルの戦略

タイ国際航空Thai Airways International(THAI)の子会社である
タイスマイルは、マーケットポジショニングと成長戦略をより明確に
定義し、今後5年間でアジアの主要航空会社の1つになる目標を
定めています。

同社では市場ポジショニングでプレミアムフルサービスキャリアになる
ことを目指します。
これまでは価格の低いライトプレミアム(ローコストキャリア的な
位置よりは高め)での競争をしていましたが、利用者には分かりにくい
PRでした。

航空会社の新たなポジショニングは、航空市場のどこに立つのか・
どの方向に向かうのかを示す重要なステップであるとしています。

執行役員のWoranate Laprabang氏はよりブランドイメージを
クリアにし、空港ラウンジの開設などを始めとしLCCとの差別化を
進めるとしています。
国際便も増やしていき、バンコクから4時間半以内のエリアでの便数を
増やしていきます。

2017年1月には国際線でバンコク~中国・鄭州への定期便を
開設しています。
3月にはバンコク~マレーシア・サバ州の首都コタキナバルへの
新定期便を開設予定です。
さらにタイ国際航空が運営するサービスを補完するため、
バンコクからヤンゴン、ビエンチャン、プノンペンへのサービスを
開始する予定です。

今後はフィリピン・セブ島への定期便も検討しています。
2016年は、中国の長沙と重慶、インドではGaya Varanasi、Jaipur、
Lucknowなど6つの国際線を開設しました。
タイ国内線は10路線、国際線は11路線となっています。
同社の2017年度の売上目標は101億バーツ。
2016年の70億バーツ、2015年の45億バーツから
大きく伸ばしています。

搭乗者数は2016年320万人から2017年450万人を目標とし、
搭乗率は2016年73.5%から2017年78%を目指します。

タイ国際航空(THAI)の2016年度第3四半期までの業績は
売上1357億4100万バーツ、純利益14億7600万バーツと
黒字化しています。

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