タイの不動産に関して高級コンドミニアム市場でバブル状態発生の可能性

タイの不動産市場、特に高級コンドミニアム市場において、
バブル状態が発生していると複数の専門家が指摘をしています。
コリアーズ・インターナショナルタイランドColliers 
International Thailand社の見解では、バンコク都内の
コンドミニアム価格は購入者の支払い能力を超える金額まで
高くなっていると分析しています。

バンコク都心部のコンドミニアム価格はここ数年で大きく上昇し、
いくつかの金融機関は住宅ローン融資を支払い能力を越えるとして
審査を通さないケースも出ています。
コンドミニアム価格が上昇する背景には土地価格が年間+5~6%ずつ
上昇していることがあります。
またバンコク中心部では2015年~2016年の期間で10%も
増加しています。

タイコンドミニアム協会会長のPrasert Taedullayasatit氏は、
高級エリアでの上昇率が高く、低級・中級では各家庭が負債を
抱えているため、購入意欲が回復していないとしています。

サイアム商業銀行のEconomic Intelligence Centerでは、
一部のバンコク首都圏では価格高騰があるものの、全体としてみた
場合はまだバブルではないと判断しています。
タイの不動産価格上昇は、シンガポールや中国での投機的な動きから
ではなく、実需と土地価格の上昇によるものであるとしています。

2013年~2016年で一戸建て住宅とタウンハウスの価格はそれぞれ
+8%と15%上昇し、コンドミニアム価格は31%上昇して、
売れ残りは34%増となっています。
地価の急騰の背景は、バンコク都市鉄道の延長などのインフラメガ
プロジェクト郊外へのネットワーク拡大、新しい道路建設と高速道路
の建設を進めているためです。