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タイで建設用鋼管などを製造するリッチアジア・コーポレーションが倒産

建設用鋼管などを製造するリッチアジア・コーポレーション
Rich Asia Corporation(RICH)が倒産、事業更生法の申請を
行っています。
2017年2月末より取引が停止されていました。

同社は2016年度業績が売上32億2800万バーツ、
純利益-11億4400万バーツであったと発表していますが、
債務超過に陥り自主的再建は困難とし法的整理を求めると経営陣が
判断しました。
貸倒引当金は11億75万バーツとなる見込みです。

リッチアジア・コーポレーションは2006年にタイ証券取引所(SET)へ
新規上場しましたが、その後タイ国内景気回復が遅れたことや、
中国からの低価格鋼材がタイ市場を席巻した結果、経営環境が悪化した
としています。

タイ証券取引所に上場している主な鋼管製造の事業者は以下のような
企業があります。

SNCフォーマーSNC Former(SNC)(エアコン用鋼管) 
2016年度業績は売上75億2700万バーツ、純利益4億100万バーツでした。

古河メタルFurukawa Metal(Thailand)(FMT)(銅管製造)
2016年度業績は売上56億1800万バーツ、純利益1億7500万バーツでした。

サムチャイスチールSamchai Steel Industries(SAM)(鉄鋼・鋼管)
2016年度業績は売上28億7100万バーツ、純利益4200万バーツでした。

タイランドアイアンワークスThailand Iron Works(TIW)(鉄鋼)
2016年度業績は売上3億5500万バーツ、純利益-6400万バーツでした。

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