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タイのPTTオイル&リテールの新規上場は2018年へ延期

タイ国営石油(PTT)グループ傘下でガソリン小売事業を手掛ける
PTTオイル&リテール PTT Oil and Retail(PTTOR)では、
新規上場を2018年に延期すると発表しています。

これまで小売事業部門であった資産をPTTORへ移す動きは
株主総会で承認されています。
しかし、およそ1220億バーツの資産を移すにあたり、
関連する国家機関の承認も必要なため、時間を要すると
しています。
タイ政府とタイ国家エネルギー委員会の組織からは承認を
受けていますが、法的な部分でまだ完全に移行できていないため、
新規上場には時間が掛かるとしています。

2018年上場予定となるPTTオイル&リテール(PTTOR)は
タイ国営石油の6番目となるコア事業になる見通しです。
これまでのPTT子会社の上場企業は石油開発では
PTT Exploration and Production(PTTEP)、
石油化学ではPTT Global Chemical(PTTGC)、
石油精製ではThai Oil(TOP)、 IRPC(IRPC)、
発電ではGPSC(GPSC)となっています。

PTTORに移譲予定の主な資産は、石油小売と非石油事業、
石油パイプライン、航空燃料サービス、クッキングガス、潤滑油、
調理用ガスなどが含まれます。

PTTORの事業計画では、17年時点で1500箇所のガソリンスタンドを
2021年までに1,800箇所へ増加させること、また、
カフェアマゾンを2700店舗まで拡大させるとしています。
2016年度の業績は売上で4843億バーツ、純利益で161億バーツでした。

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