タイ国内の天然ゴム価格下落を受け、タイ政府へ訴え

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タイ国内での天然ゴム価格下落を受けて、400以上のゴム農園経営者
がタイ南部ソンクラー市庁舎へ集まり、ゴム価格の政府価格統制を
求めています。

天然ゴム価格は1年間で-40%以上も下落していて、
隣のナコンシータマラート県でも同様の動きが起きています。
買い取り価格に関して少なくとも1キロあたり70バーツの維持を
求めています。

天然ゴム価格は2017年1月まで急騰しましたが、
その後急落しています。
2017年6月にタイ、インドネシア、マレーシアの3カ国は協議を
行い、価格調整が議論されましたが、インドネシアゴム協会では
天然ゴム価格急落について問題ないとの認識を示しました。

タイではゴム生産コストが他国よりやや高く、ゴム農家に対する
補助金交付が決まっています。
USS現物価格が1キロ=60バーツを割り込んでいて、タイのゴム農家
では不満が高まっていました。
背景には労働賃金上昇、肥料、農薬などの製造コスト上昇があり、
ゴム販売価格が下がると利益が出ない構造になっています。

タイの天然ゴム最大手企業はスリトラン・アグロSri Trang
Agro-Industry(STA)社です。
同社の2016年度業績は売上772億6600万バーツ、
純利益7億5800万バーツでした。
2017年度第1四半期では売上285億1900万バーツ、純利益757万バーツ
と好調でしたが、第2四半期では再び悪い業績になる可能性が高いと
しています。