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ASEAN最新動向

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タイでは新しい大量輸送経路に沿ってコンドミニアム開発が進む

タイの各不動産開発企業は、2020年までに開業予定の
新しい大量輸送交通機関ルート沿いを中心に、
2017年~2019年の間で5,000億バーツ以上の住宅プロジェクトに
より最大15万戸を投入する予定です。

最大手、プルックサー・リアルエステイトPruksa Real Estate
(PSH)では多くの不動産開発会社は中間層~アッパーミドルを
狙っていて、販売価格は平米10万バーツ~30万バーツとしています。

各地区の不動産販売価格は、ほぼ土地価格の高騰に影響を受けていると
していて、大量輸送機関の路線発表後から開通後には価格上昇すると
しています。
同様に建設資材コスト、家具、家電なども一部影響を受けています。

三井不動産と提携しているアナンダ・デベロップメント
Ananda Development(ANAN)では3つの新規プロジェクトを
発表しています。
83億バーツをかけて大量輸送交通機関近くでの建設を行います。
同社では現行の大量輸送交通機関ルートや新しい鉄道沿線に近い
地域でのマンションプロジェクト開発に引き続き集中する戦略と
発表しています。

タイ政府はバンコク首都圏~郊外を結ぶ大量輸送ルート10路線を
含む鉄道路線開発に1.8兆バーツを投資すると発表済みで、
上場・非上場の企業を問わずこうした計画地域で不動産開発を
進めています。

ケーライ駅~ミンブリー駅を結ぶピンクライン路線で540億バーツ、
ラップラオ駅~サムローン駅を結ぶイエロー路線で520億バーツを
投資し、それぞれ2020年完成を目標として建設準備を進めています。

低級・中級コンドミニアムの開発を手掛けるLPNデベロップメント
LPN Development(LPN)社の2017年調査によると、今後予定されている
鉄道ルートに沿って2177億バーツの新規コンドミニアムプロジェクトが
予定されています。

同調査では2017年上半期にバンコクと近隣県で60件の新規マンション
プロジェクト立ち上げが行われ、合わせて34,580戸数、
合計金額は1176億バーツでした。

下半期予想では17,000戸数がさらに投入され、合計投資額
1,000億バーツになる予定です。
人気の高いエリアとしてオンヌット駅~ベーリン駅周辺地域、
ラップラオ駅~ラチャヨーティン~カセーナワミン周辺地域、
バンスー駅~プラナンカオ橋周辺地域の3地域が挙げられています。

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