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フィリピンのゴコンウェイ財閥、JGサミット子会社の食品企業、ユニバーサル・ロビナ、企業解説

フィリピン証券取引所(PSE)上場のユニバーサル・ロビナ
Universal Robina Corporation(URC)は
ゴコンウェイ財閥JGサミットの子会社です。

同社の主要事業はチョコレート、キャンディ、ビスケット、
製パン、パスタ、即席めん、トマトベース食品、スナック菓子、
グロサリー、インスタント食品、飲料などの製造、販売です。
また、消費財、食品、コモディティ、農産物、畜産物向け飼料、
製糖、小麦製粉なども手掛けます。

同社は1954年にジョンL・ゴコンウェイ氏によって設立され、
フィリピンQuezon Cityに拠点を置いています。
フィリピン以外にもタイではキャンディ、ビスケット類、
インドネシアではスナック菓子、オセアニア地区、
オーストラリアではチョコレート菓子、ポップコーン菓子、
ミャンマーではウェハース、スナック菓子を展開しています。

2016年度業績は売上1126億1200万ペソ、
純利益130億8300万ペソでした。
2017年9月、同社はフィリピンマニラ湾の汚染原因の一つ
であるという環境保護団体の批判を受けて、プラスチックゴミ発生
を減らす様々な方法を検討しています。
廃プラスチックをリサイクルし学校の椅子に変えるなど、
資源として使用する様々な解決策を模索しているとコメントを
出しました。

同社では食品製造業および消費財企業からなる組織である
フィリピン・アライアンス・リサーチ・マテリアルズ・
サステイナビリティ(PARMS)と、環境保護のためのフィリピン・ビジネス
とゼロ廃棄物リサイクルなどの非政府組織(NGO)と協力し、
フィリピン海洋地域のプラスチック廃棄に関して材料回収と
処理に関する経験を共有していくとしています。

環境団体グリーンピースは、フィリピンは中国とインドネシアに
次ぎ3番目に世界の海洋に深刻な汚染もたらしている国と
位置付けています。
同団体はフィリピンが毎年188万トンの廃プラスチックを
出していると発表しています。

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