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インドネシア最大の製薬会社、カルベ・ファルマは日本企業と臨床検査施設を建設

インドネシア最大の製薬会社、カルベ・ファルマKalbe Farma
(KLBF)は、ジャカルタ北部で1000億ルピアの臨床検査施設を
設立するため、日本企業2社とパートナーシップ提携したと
発表しました。

横浜市に本社を置くメディカルラボラトリーサービスプロバイダー
の保健科学研究所(HSRI:Health Sciences Research Institute)
と、トヨタ自動車の子会社である豊田通商(Toyota Tsusho
Corporation)がインドネシアのヘルスケア部門に参入すると
しています。

インドネシア企業カルベ・ファルマ社(KLBF)が60%、
保健科学研究所と豊田通商がそれぞれ20%出資し、
合弁会社Innolab Sains Internasionalを設立しました。

日本の先端医療機器や技術を導入したラボラトリーで血液検査
などを手掛け、検査サービスの質を向上させるとしています。
国際標準の品質管理システムと統合された検査情報システムを
提供し、まだ先端的な検査施設の少ないインドネシアの医療水準を
引き上げる狙いです。

保健科学研究所は1950年に設立された日本初の商業臨床試験
センターです。
同社は93の営業所と52の研究所を運営し、生化学、血液学、
微生物学、腫瘍学、遺伝学および病理学を含む幅広い臨床試験を
提供しています。

カルベ・ファルマ(KLBF)はインドネシア国内最大手製薬会社で
インドネシアの小さな薬局からスタートし、M&A(合併・買収)を
繰り返してインドネシア最大の製薬会社となりました。
動物用ヘルスケア製品などの開発・製造や、子会社を通じて医薬品、
健康食品、包装事業も手掛けています。
2016年度業績は売上19兆3740億ルピア、
純利益2兆3000億ルピアでした。

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