タイの粗パーム油は積極的な政府支援により価格回復

パーム油余剰を抑制する政府措置により、タイの粗パーム油在庫は
2017年11月53万トンから、2018年2月末には31万トンに減少する
と予想されています。

タイ国エネルギー省・商務省ではパームオイル在庫抑制をした結果、
2017年11月に急上昇していた53万2651トンから、安全水準を
クリアした30万トンレベルまで下げることに成功したとしています。
また、価格を18%低下させ、1キロ平均3.37バーツ/kgとなりました。

パーム油在庫が増加していた背景には、2017年のパーム油供給量が
当初予想1170万トンを大きく上回り1350万トンになっていたことが
挙げられています。

タイ政府は商務省に中国やインドなどへのパームオイル輸出を
月10万トンまで増やすよう指導し、またエネルギー省はパームオイルを
バイオディーゼル生産工場で積極的に使用するよう推奨しました。

その結果、商務省は2カ月で157,000トンを出荷し、
エネルギー省はバイオディーゼル生産におけるパームオイル使用量を
1日400万バレルから600万バレルに増加させることに成功しました。
両省庁は、タイのパームオイル産業における長期的な安定性と
競争力を維持するため協力を続ける約束をしています。

タイのパームオイル上場企業としてはチュンポン・パームオイル・
インダストリーChumporn Palm Oil Industry(CPI)
ユニワット・パームオイルUnivanich Palm Oil(UVAN)
ユナイテッドパームオイルUnited Palm Oil Industry(UPOIC)
などがあります。