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フィリピン・セブンは2017年業績が売上18%増で好調

フィリピン国内でセブンイレブンブランドのコンビニエンスストアを
チェーン展開するフィリピン・セブン・コープPhilippine Seven 
Corporation(SEVN)社の2017年業績は、売上前年比18%増、
375億3000万ペソ、純利益前年比12%増で13億1790万ペソでした。

新店舗開設で収益基盤が拡大したほか、既存店の販売も堅調に
伸びたことを挙げています。

2017年末時点の店舗数は2,285店で、16年末の1995店から290店舗
増加(前年比14%増)しました。
直営店舗は46%で、フランチャイズ店舗は54%です。
セブンイレブン店舗の大部分はルソン島にあり、1,802店舗です。
そのうち879店舗がメトロマニラ、ビサヤ諸島に313店舗、
ミンダナオ島で170店舗でした。

フィリピン国内のコンビニエンスストア市場は、
セブンイレブンを展開するフィリピン・セブン・コープ(SEVN)が
最大手で、2位はミニストップが続きます。
ミニストップはフィリピンの大手小売チェーンを展開する
ゴコンウェイ・ファミリー傘下のロビンソンズ・リテイル・グループ
と、三菱商事、ミニストップ株式会社の共同事業です。

後発組としては2012年度からマニラ首都圏にファミリーマートを
展開するアヤラ・グループとルスタン・グループ(SSIグループ)
(SSI)の合弁企業、シアルCVSリテーラーズ(SIAL)社がありますが、
2017年10月にフィリピンの石油元売り大手、フェニックス・
ペトロリアム・フィリピンズ(PNX)が全株式を取得すると
発表しました。

フィリピンのファミリーマートはアヤラとルスタン(SSIグループ)
が折半出資するシアルCVSリテーラーズ(SIAL)が60%、
ファミリーマートが37.6%、伊藤忠商事が2.4%出資していましたが、
フェニックス・ペトロリアム・フィリピンズ(PNX)の株式100%取得に
より、ファミリーマートはフィリピンでのコンビニ出資・運営からは
撤退し、フィリピン事業をライセンス展開へと転換する計画です。

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