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タイ政府貯蓄銀行ではタイ国内の中小企業を支援する計画

タイ政府貯蓄銀行Government Savings Bank(未上場)では
およそ20億バーツを掛けて、タイ国内スタートアップ企業・
中小企業へ向けて支援を進めるとしています。

既に10社の中小企業・スタートアップに合計2億7900万バーツを
投資しています。
さらに20社について検討中で、およそ9億バーツを投資する予定です。

対象となるのは、スマート農業用ロボティクス、クラウド会計
プラットフォーム、デジタルマーケティング、オンライン書籍や雑誌、
バーチャルエフェクトなどのデジタル分野で革新的なテクノロジーを
手掛ける企業です。

タイ政府貯蓄銀行ではこの支援事業をさらに進めることで非金利収入を
17年度比5%増加させるとしています。
同行では今後、手数料収入などの増加は見込めないため、
新しい産業の構築や進出支援を進めたいとしています。

タイ政府貯蓄銀行は最大49%までを出資し、いずれ成長するであろう
タイ国内企業へ投資を続けていく予定です。
Thailand 4.0コンセプトに則した投資を続けることで、
タイ国内最大金融機関を目指しています。

同行のポリシーには、国民の生活の質向上、低所得者の雇用創出、
中小企業やスタートアップを増やす支援を行うという政府の方針が
反映されています。

タイ政府貯蓄銀行Government Savings Bank(未上場)の
2017年業績は純利益312億バーツ、2016年259億バーツから
20%増でした。

2018年第1四半期の純利益は134億バーツと好調でした。
同行が保有していた石油精製企業、IRPC(IRPC)の株式を
タイ国営石油(PTT)へ売却した結果、その売却益で利益が
伸びました。
同行の預かり資産は2兆1700億バーツ、
総資産は2兆6200億バーツとなっています。

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