タイの政治

タイのアピシット首相は、下院を5月10日に解散すると表明しました。
これを受けて選挙管理委員会は翌々月の7月3日に総選挙(下院選、定数500)
を実施することを発表しています。

2010年にはタクシン元首相派と反タクシン派の政治対立で90名近い死者を出し、
3ヶ月近くバンコク商業地区は麻痺しました。
2011年7月の総選挙は2007年以降となる、民主的手続きで対立に決着をつける
一プロセスになるとされています。

5月10日、アピシット首相がプミポン国王に奏上し、国王が勅令に署名しています。
アピシット政権は2011年末の任期満了(3年間)を待たず解散に踏み切ります。

このアピシット政権は08年末、タクシン派のソムチャイ前政権の総辞職時に、
タクシン派の離反勢力(ネーウィン派閥)や小政党を取り込んだ民主党の
連立工作で発足しました。
国民の選挙を経ずにして誕生した現政権は非民主的であるとタクシン派
(通称赤シャツ)からの批判、反発を招き、民主党政権の即時解散を求めて
2009年のパタヤ暴動、2010年のラチャプラソン暴動をおこなっています
(いずれも鎮圧されました)。