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タイの政治

総選挙実施日まで1ヶ月をきることとなり、7月3日投票のタイ総選挙で、
タイ国初の女性首相候補となったタクシン元首相の実妹、インラック・
シナワット候補(プアタイ党)が人気を集めていて、タクシン元首相への反感が
根強いとされた首都バンコクでも「インラック効果」で貢献党が支持を
広げています。

5月28日、最大票田となる、バンコク・ルンピニー公園で初めて選挙集会を開催し、
周囲は大渋滞で会場には約1万人が集まりました。

インラック氏の人気急上昇振りを受けて、タクシン氏支持政党のプアタイ党では
今回、小規模政党との連立はしていかない可能性を示唆しています。
2009年度からの民主党政権はまず元タクシン派グループであったネーウィン派の
プームチャイタイ党を巻き込み、連立。
その後小政党のチャートタイパタナー党、チャートパタナープアペンディン党を
組み入れました。

プームチャイタイ党の一部幹部は今回の選挙運動で「次期政権にはプアタイ党と
組む可能性が強い」と発言して支持者周りをしています。
また別幹部は、選挙後いかなる結果でもプアタイと組む可能性はないとしている
ケースもあり、東北部支持基盤のかなり強い、プームチャイタイの獲得議席数
次第では大きく政権の動きを左右する可能性があります。

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