タイの建築基準法

タイにおける建築基準法における耐震基準は設定されていませんが、2007年12月
に実施されている、ビルディングセーフティ・コード「Building safety codes」
は施行されています。

ビルディングセーフティ・コード「Building safety codes」は当時の内閣で
2005年承認され、
第3承認機関による建築物の検査が必要となることを定めています。
違反者には3ヶ月の禁固もしくは6万バーツ以上の罰金となります。

該当する建築物は以下の通り
● 1階層の面積が5000平米を越える工場
● 広告大型看板(高さ15M以上)(大きさ50平米以上)
● 娯楽施設全般
● 80部屋を越えるホテル 
● 200平米越える商業ビル、オフィスビル
● 2000平米を越える住居施設

今回の法令では建設構造において防火設備、消化設備、電力システム
空調システム、エレベーターシステム、などは年1回の簡易検査をするとしていて
主要詳細検査は5年毎に行なうとしています。

工業団地に位置する建物の場合、所有者は毎年環境アセスメントの報告書を
作成する義務があり、第3者認証を受けた機関によりIndustrial Estate
Authority of Thailand(IEAT)Officeへ提出します。

詳細のデータや手続きプロセスは
http://www.dpt.go.th
http://www.safetyinspectors.org/
http://www.coe.or.th
http://www.eit.or.th/
http://www.thaibuildinginspector.com/ などに記載されています。

前回上記建築に関する話題を出しましたが、
同じくバンコク都内のパブなどの酒類を出す娯楽施設などは2007年12月より
新しい立ち入り検査を受けることになります。

娯楽施設には9つのタイプがあり
Bangkok Metropolitan Authority(BMA)バンコク都庁からの立ち入り検査を
受けることが義務付けされます。
これは過去2008年度にバンコク都内のSANTIKAと言うパブで火災が発生。
64名もの死者を出したことで義務付けられました。

Building Safety Inspectors and Officers Association(BSA)の
Chollachai Thammaviwatnukoon社長は一つのパブだけを検査することはなく、
全てを検査していくとしています。

また内務省では地方を含めてBuilding Control Actに責任を生じることに
なりました。
BMA側によると5900のビルがバンコクには建設されており、法律上検査される
必要があるとしています。
その中ですでに3000ビルは検査済みとしています。
そして200のビルは検査証明の(Ror. 1)が発行されています。

しかしながら、Ror. 1 certificate 検査済み発行を出した200のビルが全て
安全であるとは言えないとしています。
理由として検査後いくつかの設備システムは故障する可能性があるとしています。

法律によれば構造上の強度、安全性、防災ルートの確保、安全設備の設置などが求められ
立ち入り検査をしなければなりません。
また検査は毎年1回おこなわれ、大規模検査は5年に1回となります。

ビル検査の費用は1平米あたり50サタン~10バーツと設定されていて、グレードや
ビルの新しさで変動します。
またスプリンクラーなどの検査に関しては1平米1000バーツのコストがかかります。

2010年度時点で1700のライセンスを持つ検査員がエンジニア関連、建築士関連で
存在し、200名が検査企業で勤務しています。
今後バンコク都庁では検査員の費用を統一化していくとしています。

またSANTIKA大火災の悲劇を繰り返さないために、すべての高層ビルに関して
安全設備と年間検査を求めるようにしています。

その不動産オーナーはベストなッ状態であるかどうか知っているはずであり
安全性へ投資すべきである。
また非常灯の設置や非常電源、スタッフへの非常時対応マニュアルを作成する
べきであると提言しています。

Chollachai Thammaviwatnukoon社長は2,800ものビルが非常口の未設置や、
火災報知機の未設置など単純な理由で建築基準証明書を得られなかったと
しています。

BSAではEngineering Institute of Thailand(EIT)と
Association of Siamese Architects(ASA)と提携し、火災への安全対応、
避難経路確保などの対応委員会を設置するとコメントしています。