マレーシアの保険・医療費

2003年度の発表ですが、マレーシアの国民医療費は約388億円です。
マレーシアの人口は2450万人で、65歳以上の高齢者人口は410万人(16.7%)
と高齢化社会の入り口にあるといえます。
2002年の国民総生産は882億3900万リンギ(約2.6兆円)で対前年+3.8%の
成長でした。
この中で2002年の国民医療費は13億1600万リンギ(約388億円)でしたが、
医療用医薬品市場は6.4億リンギ(約190億円)で対前年+13%の成長でした。
OTC市場は大きく4.2億リンギ(約130億円)で対前年+4%の成長率でした。

国の医療保険システムはない
国の医療保険システムはありませんので、一般患者は窓口で医療費・薬剤費を
負担しています。
マレーシア国営企業の従業員は、医療費・薬剤費は保険でカバーされており、
保険料も企業と従業員の折半でなく、全額を企業が支払っています。

マレーシア資本の製薬企業は数社しか存在せず、
1位ゼパ・ソウル、
2位ウーファ、
3位デュオファーマが主力で、外資企業は100社以上が進出を果たし、
1位ファイザー、2位GSK、3位メルクの順です。
薬品販売上位の製品は内資系では、1位セディリックス、2位ノルマテン、
3位ソフィレックスですが、外資系では1位リピトール、2位ノルバスク、
3位バイアグラの順でした。

2大卸で医薬品物流の80%で卸企業は2大卸時代になっており、ズーリック社と
ディーテルム社の2社で医薬品物流の80%を行っています。
両者とも製薬企業からソール・エージェント権を得ている、いわゆる
プリ・ホールセラーです。

500病院、8500診療所・開業医
医療機関の状況に関しては、500の病院、8500の診療所・開業医、5000軒以上の
歯科医院が存在しています。
これらで勤務する医師は1万5000人以上で、病院で受診を可能にするための
ゲート・キーパー制度はありませんので、患者は自由に診療機関を選択できます。

すべての患者は(保険加入者及び非加入者)窓口で、診療費・薬剤費の負担を行う
必要があります。
保険加入者は、窓口で領収書を受け取り、後日の償還に使用します。
医療機関のカルテ等の電子化は進んでおらず、80%では手書きカルテが利用
されており、コンピュータ記録率はたった20%でしかありません。

薬局の状況は、マレーシア薬剤師協会が存在しており、2000軒の調剤薬局があり、
薬剤師数も2000人と言われています。
外来患者への医薬品供給の約40%は薬局経由で行われており、すべての薬局で
患者は薬剤費を支払う必要があります。
薬局のチェーン化を規制するものは何もなく、100店舗以上のチェーン薬局が
2系列存在しており、それらは、ガーディアン薬局とアペックス薬局です。

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ASEAN JAPAN CONSULTING株式会社

情報提供: ASEAN JAPAN CONSULTING株式会社

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