1. HOME
  2. ブログ
  3. タイ
  4. タイの洪水の様子

ASEAN最新動向

Latest trends in ASEAN

タイの洪水の様子

スクンビットのソイ50地区に一部浸水があったそうです。
まだ周辺には洪水の報告はないです。
山場は明日以降かも。
洪水予測も、情報が錯綜していて本当に来るのか、判断が難しいです。

マイナス部分の報道が多い中、実はいろいろな面でプラスのニュースもあるのに、
報道されていないことが多くあります。

1 タイ人のボランティア精神が発揮されている。
  土嚢の積み上げ作業や救助の様子などを見ていると非常にスピーディに
おこなわれている。
  さらには助け合いの精神から、次々とポランティア部隊も到着している。
  被害ばかり強調されているが、これまで対立構造が大きく取り上げられていた
タイが一致団結しようとしている面はプラスとして考えて良いのではないか。

2 タイの3分の1が水没したと言われる中で、死者が300名規模と言うのも
  タイ政府が頑張っていると見て良いと思う。
  決壊の際にもタイ軍が迅速に発動。
決壊箇所の修繕に動いていた。
 

3 タクシン政権時代を良いと捉えるかにもよるが、2006年時の公約では治水対策を
大きく取り上げていた。
今回の大洪水は、もしタクシン政権が続いていれば回避できていた可能性も
0%ではない。

  2007年12月の国民の力党(People Power Party)が発表している政策の公約

□ 大量輸送システムに対して5000億バーツ バンコク首都圏に9路線の開発
□ 国内かんがい事業へ2000億バーツ
□ 観光業に対して1000億バーツ支援
□ 1村当たり100万バーツの基金継続
□ 中小企業支援に200億バーツ支援
□ 100万牛プロジェクト   (地方農村に対し100万肉牛を供与)
□ 外資規制(30%預入規制)の廃止     など。

  2005年6月時点のタイの愛国党”タイラックタイ”の公約では

■ 5年間で1兆8000億バーツ(約4.2兆円)のインフラ整備計画を策定。
■ 2000億バーツをタイ国内25河川の流域開発の治水事業に投じる
■ 一村一品運動の実施
■ 貧困層への無利子融資の実施
■ 村落基金の設置

などがありました。
しかし2006年9月の軍事クーデターの事件後はタクシン氏は失脚してしまったため
洪水治水対策は後手後手に回ってしまいました。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

月を選択