タイの金融大手2位の国営クルンタイ銀行（KTB）では
タイ養鶏・鶏肉大手サハファームへの新規融資を決定したと発表しています。

サハ・ファーム社は従業員5,000名以上で資金繰り問題が取りざたされていました。
ＫＴＢ頭取のVorapak Tanyawong 氏は
今回の融資に関して資金繰り問題があるものの事業そのものには問題が無いと
判断したとしています。
同社の2011年の売上高は前年比＋29％増の160億バーツ、
純利益は＋96％増の7億バーツとなっています。

同社の債権者は主に2行でタナチャート銀行（TCAP）社とイスラミックバンクに
なっています。
およそ数十億バーツの負債があり、今回キャッシュフローの問題があって
5月、6月分の従業員給与の支払い遅延が発生していたとしています。

またタナチャート銀行ではすでにタイ証券取引所への報告書で
Saha Farms社への融資一部が損失引き当てになると報告済みであるとしています。