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ASEAN最新動向

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2015年度は各ゼネコン、各不動産会社は開発案件周辺のプロジェクトに積極的に開発を進める

2015年度はタイ政府による5,000億バーツ以上の投資開発案件が開始されるため、
各ゼネコン、各不動産会社は開発案件周辺のプロジェクトに対して積極的に投資
をすると見られています。
今後1年内に地下鉄ブルーライン延伸、パープルライン新設、グリーンライン延伸が
完成予定になっています。

2015年度はタイ政府による5,000億バーツ以上の投資開発案件が開始されるため、
各ゼネコン、各不動産会社は開発案件周辺のプロジェクトに対して積極的に投資
をすると見られています。

今後1年内に地下鉄ブルーライン延伸、パープルライン新設、グリーンライン延伸が
完成予定になっています。
また高架鉄道のレッドライン、BTSモーチット駅~~ランシット駅でも建設が
進んでいます。
今後開発が予定されるのは、
総距離36kmのピンクライン(ケーライ駅~ミンブリ駅)、
     20kmのオレンジライン(タイ文化センター駅~ミンブリ駅)
     30.4kmのイエローライン(ラップラオ駅~サムローン駅)
     21.8kmのエアポートリンクライン(パヤタイ駅~ドンムアン空港駅)
となっています。

タイのゼネコン事業最大手のイタリアンタイ・デベロップメント(ITD)では、
政府系新規入札の25~30%を受注出来ると期待しています。
同社の売上レベルも上昇するとしています。
同社はすでにグリーンラインのモーチット駅~サパーンマイ駅の延伸建設工事を
152億バーツで受注しています。
建設開始は2015年からになります。

ゼネコン大手のシノタイ・エンジニアリング(STEC)では、大量輸送機関などの
受注を総プロジェクトの内15%~20%の間で勝ち取るのを目標としています。
同社では今後住宅不動産建設分野にも目を向ける考えで、特に大量輸送機関などから
の受注を目指します。

一方で、不動産開発会社では新規の住宅開発において鉄道インフラの近いエリアに
注目するとしています。

住宅不動産大手APタイランド(AP)では、今後1年間鉄道インフラに近いエリアを
開発、建設を進める考えであり、バンコク西部の”Aspire Sathorn Thapra”など
はBTSシーロム線のタープラ駅に近く、顧客ニーズも大変高かったとしています。

中級不動産を扱うプルックサー・リアルエステイト(PS)では80の住宅プロジェクト
(合計金額800億バーツ)を2015年度に計画・開発する予定で、BTSやMRTなどの
既存の輸送ルートと新規開発ルート合わせて近接する場所に開発していきます。

同じく高級不動産を扱うクオリティハウス(QH)では2015年度30の住居開発、
合計500億バーツを計画販売予定です。
27箇所の開発用不動産は既に購入済みで、ほぼ電車などが通る地区で開発します。

タイ政府住宅銀行Government Housing Bank傘下のリアル・エステイト・
インフォーメーションセンターでは、2013年半ば~2014年10月までで
パープルライン、地区で開発された住宅は72プロジェクト、34,400戸数、
378億バーツであったと発表しています。
大量輸送機関に近いエリアは住宅ニーズに合致していて、年々希望ニーズが
高まっているとしています。

高級不動産の分野では英国系のCBREの調査が発表したところによれば、
高級住宅分野において2014年後半より、海外の投資家による不動産購入が
回復してきているとしています。
CBD地区Central business districts(CBDs)でその傾向が高いとしています。

同調査ではもっとも平米単価価格が高かったのはBt340,000/平米のペース・
デベロップメント(PACE)社の開発しているリッツカールトン・レジデンスに
なります。
同高層住宅はBTSチョンノンシー駅前になります。

今後政情不安などのリスク要因が復活しなければ、2015年度も引き続き高級住宅
の購入需要が続くと見られていて、CBREでは1平米がBt400,000バーツまで上がる
可能性もあるとしています。
CBRE社の売上の18%以上は高級住宅販売の収益であり1平米17万バーツ以上の物件
を対象としています。

海外投資家の半分はアジアからの投資家です。香港、シンガポール、台湾、中国、
日本、マレーシアとなっています。
ヨーロッパからはドイツ、イギリス、そしてオーストラリアが多くなっています。
多くは1戸50平米以上のコンドミニアムが多く、首都中心部において投資するパターンが多いとしています。

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