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ASEAN最新動向

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2017年タイの鶏肉事業者、業績は上向く期待

鳥インフルエンザ収束後、ようやく海外の国々が鶏肉・鶏肉加工品の
輸入再開を認めるようになり、2017年のタイの鶏肉事業者の業績は
上向くと期待されています。
タイ農業省によれば2017年度は750,000トン、960億バーツ規模の
輸出が期待されていて、16年度の720,000トン、920億バーツから
さらに上昇すると予測されています。

既に2016年11月に韓国では12年ぶりにタイの生鶏肉の輸出規制が
解除となり、大手食品メーカーのチャロン・ポカパン・フーズ
(CPF)など12カ所で鶏肉生産工場の輸出許可を受けています。

タイから韓国への生鮮鶏肉輸出は2004年1月に高病原性
鳥インフルエンザが発生して以来停止されていましたが、
韓国は2016年9月に動植物検疫所の検査官を派遣し12カ所の
工場の検査を行い、タイ・韓国両国間で協議が進められていました。

タイ政府は2004年のタイ鶏インフルエンザ発生以降、
タイ畜産開発部で鶏肉業界と緊密に協力し、鶏インフルエンザ問題に
取り組むだけでなく、家畜や家禽の衛生管理基準を開発し改善を
続け、飼料、育成、食肉加工処理までコントロール厳格化を
進めてきました。

2016年時点でタイはブラジル、アメリカに次ぐ鶏肉輸出国であり、
世界各国へ輸出するまで成長しています。
2017年からはこれまで鶏肉加工品のみであったシンガポールにも
輸出解禁になる見通しで、増加分5000トン、およそ4億バーツ規模が
輸出される予定になっています。

タイの鶏肉加工大手企業には食品大手CPフーズ(CPF)、
ベタグロ(未上場)、GFPTなどがあります。

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