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タイ国内でのグリーンボンド(環境債)発行に関して【タイ:金融】

タイの大手企業10社以上が2020年にグリーンボンドを
開始する態勢を整えており、環境、社会、ガバナンスESG債
(Environmental, Social and Governance)が
タイで定着しつつあることを示唆しています。

※グリーンボンドGreen Bondとは、
地球温暖化対策や再生可能エネルギーなど環境分野への
取り組みに特化した資金を調達するために発行される債券。
環境に優しいプロジェクトや環境対策向けに活動する企業の
資金調達手段。

タイ証券取引委員会では、暫定的なグリーンボンド発行企業は
上場企業・非上場企業の両方であると発表しています。

2018年6月にタイで最初のグリーンボンド発行したのはTMB銀行
(TMB)です。
その後、カシコンバンク(KBANK)、Bグリムパワー(BGRIM)、
BTSグループホールディングス(BTS)、エナジーアブソリュート(EA)、
アユタヤ銀行(BAY)の5社もグリーンボンドを発行しています。
6社の合計発行額は420億バーツです。

タイ証券取引所ではタイ国内でもグリーンボンドの国際基準に
合わせるため、2020年上半期までにグリーンボンド検証機関の
創設を検討しているとしています。

また、タイ証券取引所として、上場企業へ向けて環境対策、
環境保護のためのキャンペーンを呼びかけました。
ヴィパワディー通りVibhavadi Road地区にある上場企業と
協力し、Vibhavadi Zero Wasteキャンペーンを開始しています。

Vibhavadi Roadには上場企業が38社あり、
インタッチ・コーポレーション、シンハーエステートなど
23社がキャンペーンに参加しています。

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