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ビューティー・コミュニティ社はリブランディング戦略により回復傾向【タイ:小売】

タイ証券取引所(SET)に上場している化粧品・スキンケア製品の小売業者、ビューティー・コミュニティBeauty Community社(BEAUTY)は、長引く感染症の流行により2年間苦境に立たされたていましたが、3~5年後にはパンデミック前と同じレベルの売上を達成することを目標に掲げています。

この目標を達成するために、同社は新しい世代の顧客を引き付け、より広い顧客層にアプローチするために事業を再構築しブランドを刷新したと述べています。
ビューティー・コミュニティ社のリブランディング戦略は、新しい店舗形態と店舗デザイン、商品のマーチャンダイジングとディスプレイ、新しいコミュニケーション、新しいサービスデザインの4つの分野に重点を置いています。

同社はBeauty Buffetの新コンセプトショップ4店舗を、Central Pinklao、Central Rayong、Ayutthaya City Park Center(アユタヤ)、MBK Center(バンコク)で展開しました。

また、下期には新世代の顧客を取り込むために、3つの新製品を発売する予定であり、現地の正規代理店、近代的な小売チェーン、流通チャネルを通じてビジネスを拡大したいと考えています。
そして高いインフレ圧力と消費者の購買力の低下という経済状況を考慮し、同社は単独で新規店舗をオープンする計画はないとしています。

同社はむしろ、地方都市のパートナーにライセンスを提供し、複合商業施設の外にBeauty Buffetの店舗をオープンさせることに重点を置いており、景気減速や不況の可能性については人々が化粧をする限り心配はしていないと述べています。

今後はバーツ安も相まって、中国、インドネシア、ミャンマー、マレーシア、ベトナムなどの海外市場への輸出を増やしたいと考えており、先月は中東への美容製品の輸出を開始しました。
輸出による売上高の増加を見込み、Beauty Community社は今後3~5年の間に、2021年の4億バーツから、パンデミック前に最後に記録した水準である37億5000万バーツの売上を計上すると予想しています。

ビューティー・コミュニティ(BEAUTY)社の2021年業績は、売上4億1100万バーツ、純利益はマイナス8000万バーツでした。(SET参照)

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