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タイ国営石油PTT、シェニエール社と20年間のLNG購入契約を締結【タイ:エネルギー】

タイ国営石油・ガス複合企業PTT社は、テキサス州に本社を置くCheniere Energy Incと20年間液化天然ガス(LNG)購入契約を締結しました。
タイは、発電用燃料の60%近くを占めるガスの価格上昇へ対処するのに苦労しており、電力価格を押し上げる原因となるLNG価格の変動を回避するための取り組みの一部となっています。

長期的な電力料金の高騰に対する懸念を払拭することを目的とした20年間の契約では、PTTの100%子会社であるPTT Global LNG(PTTGL)が、Cheniere Energyから年間100万トン(MTPA)のLNGを購入することになっています。
最初のガス配送は2026年に予定されています。

今回の購入は、長期購入契約に基づく価格よりもはるかに高いスポット市場のLNG価格が変動する中、国家エネルギー政策会議(NEPC)が1MTPAのLNGを追加購入する計画を承認したことを受けたものです。

NEPCは、長期購入契約に基づくLNGの唯一の輸入者であるPTTに許可を与えました。
PTTは2030年までに9MTPAのLNGポートフォリオを管理することにより、グローバルなLNGプレーヤーになることを目指しています。

PTTは、ラヨーン県マプタプットで、年間1,150万トンの貯蔵能力を持つLNG受入基地を運営しています。
また、タイ電力公社との共同出資により、同県のノンファブに年産750万トンの第2基地を建設しています。

PTT社(PTT)の2021年業績は、売上2兆2877億5800万バーツ、純利益1083億6300万バーツでした。

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