タイ太陽光発電大手SPCGは売上減を予測【タイ:エネルギー】

SPCG社は、タイの主要なソーラーファーム開発企業であり、2024年7月に36のソーラーファームに対する特別電力料金インセンティブ(adder tariffアダー・タリフ)が終了したことにより、2025年の業績が大幅に減少すると予測しています。
2025年第1四半期の総収益は、2024年同時期の7億3500万バーツから27%減少し、5億3400万バーツとなりました。
純利益は61%減少し、2024前年の3億5800万バーツから1億3900万バーツに落ち込みました。
タイと日本のソーラーファームからの売上は37%減少し、6億1700万バーツから3億8800万バーツとなりました。
屋根置きソーラーパネルの売上は2025年第1四半期に+34%増加し、1億4300万バーツに達しましたが、ソーラーファームの損失を補うには不十分でした。
今後の計画として、SPCG社(SPCG)は、タイのクリーンエネルギー政策に沿って、2050年までに総発電容量を1万メガワットに拡大することを目指しています。
また、アダー・タリフ終了による売上減を補うため、タイの東部経済回廊(EEC)地域において新たなソーラーファームの開発を計画しています。
売上の課題がある中でも、SPCGはタイ国内外で再生可能エネルギー事業を拡大し続け、変化するエネルギー産業とタイの国家政策に適応しようとしています。
2024年度の業績は売上で21億6600万バーツ、純利益で6億8200万バーツでした。
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