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タイのガンクルは前年比+15%増を目指す【タイ:エネルギー 製造業・機械】 

a field of corn with wind turbines in the background

タイのGUNKUL Engineering PCL(GUNKUL)は、2025年後半の事業戦略を発表しています。
グリーン電力、EPC、製造の3つの中核事業で統合的な成長を図る計画です。

グリーン電力分野では、政府機関と180MW分のPPA締結を予定し、追加で319MWの太陽光・風力プロジェクトを準備中です。
これらが実現すれば総発電容量は1,579MWに到達予定です。

また、グリーンエネルギーへの移行を促進するため、産業界とのパートナーシップを積極的に構築しており、日本の電子部品大手ムラタと提携し、Direct PPAを推進しています。
海外では、GUNKUL の発電所は現在日本、マレーシア、ベトナムにあり、海外グリーンエネルギー ポートフォリオをさらに拡大するためにフィリピンでの拡張計画が進行中です。

EPC事業では、前半にEGATと6.75億バーツ規模の500kV送電線契約を締結しました。
2025年の後半には合計110億バーツ超の大規模案件の入札を準備中で、サムイ島向けの海底ケーブルや12島を結ぶケーブル、太陽光・風力発電所の建設が含まれるます。
現在、バックログは368億バーツを超えるとみられています。

製造分野では、既存製品の売上拡大とインバーターや蓄電池などの新製品展開を計画し、SUNGROWのタイ国内Tier1ディストリビューターに認定され、高需要の製品供給を強化しています。

GUNKULは気候危機への対応を重視し温室効果ガス排出ゼロを目指し、タイ産業のグローバル競争力強化を図るとしています。
2025年の売上成長目標は10〜15%で、過去3年間の総収益は350億バーツ超でした。
2024年度業績は売上95億9400万バーツ、純利益16億6000万バーツでした。

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