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タイのPANEL社、新工場を開設し生産能力を拡大、年間売上過去最高を目指す【タイ:製造】

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タイのパネレスマティック・ソリューションズPanelesMatic Solutions(PANEL)は、2025年第4四半期に新工場を開設し、2025年度の売上を過去最高にすることを目指しています。
また、輸出拡大により2026年も継続成長を見込んでいます。

同社は防音可動壁、建築用防音材、自動ドアシステム、病院・公衆衛生プロジェクト用資材の製造、輸入、販売、および総合的な関連サービスの提供を手掛けています。
PanelesMatic Solutions(PANEL)社の2024年度業績は売上1億5100万バーツ、純利益2000万バーツでした。

同社の最高経営責任者Julia Petchyaipaisit氏によれば、2025年下半期の事業計画では、製造工場をクロンソーン地区からチュムヌムサップ工業団地へ移転する予定です。
2025年上半期時点で、建設の進捗率は80%を超え、機械の発注も既に開始されています。
同社は、2025年10月までにリソースを完全に移転し、新工場を正式にオープンする予定です。

また、同社は既に、事業拡大を支える営業チームの準備を整えています。
新工場と新設備の稼働により、生産コストの削減が見込まれ、競争力が強化されることにより、自社生産を増やし、特定製品についてはサプライヤーへの依存を減らすことができるため、手術室システムの請負や内装装飾の請負における粗利益が上昇するとしています。

さらに、特に2025年第4四半期における下半期の業績見通しは堅調な成長を見込むと述べています。
新工場が完全稼働すれば、2025年度の売上高は40%以上成長し、計画通り過去最高売上を記録する見込みです。

2026年も新工場の生産能力拡大により、通年での売上認識が可能となり、成長が続く見込みです。
さらに、同社はオーストラリア、インド、シンガポール、インドネシア、フィリピンなどの市場への輸出比率を、現在の総売上高の10%未満から引き上げる計画です。

PanelesMatic Solutions(PANEL)社の2025年上半期(6か月)の業績は、売上高8,203万バーツ(前年同期比44%増)、純利益は914万バーツ(140%増)となりました。

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