タイのNaRaYaはマスコットとコラボで若年層にブランド浸透【タイ:消費財・ファッション】

「NaRaYa」ブランドの布バッグ製造・販売で知名度のあるナライ・インタートレード Narai Intertrade 社は、2025年の事業全体が年初2ヶ月以来の景気減速の影響を受けていると明らかにし、年初売上高は目標未達と発表しました。
そのため、同社は事業計画を慎重な投資重視に切り替え、出店計画を縮小しました。
2025年年初は新規店舗を5店舗(チャイナタウン、プーケット・オールドタウン、その他主要3店舗)で開設する予定でしたが、実際にはチャイナタウン(ヤワラート)1店舗のみを開設することにしました。
既に建設が始まっていることに加え、この店舗は観光旅行者などの高いポテンシャルを持つ立地に位置しているため、下半期の売上促進に寄与すると見込んでいます。
また、海外市場の拡大も継続し、特に日本市場においては、ダイソーでの販売拠点を67か所から150か所へ拡大するとしています。
さらに、下半期のもう一つの重要な取り組みとして、若い世代へのブランド認知を高めるために、ブランドのマスコット「ナライちゃん」を発表し、新しい顧客層とのつながりを強化します。
これに加えて、コラボレーション戦略も引き続き進め、2025年9月にはNong Noei Bear(Butter Bear)とのコラボレーション第2弾コレクションを発表する予定です。
NaRaYaはShopee、Lazada、TikTok Shop、Facebook Shopを通じて販売を行っており、オンライン売上は売上高の10~20%を占めています。
主な収入源は、主要エリアに位置する19のオフライン店舗(NaRaYa支店18店舗、NaRaYa Silk支店1店舗)です。
ナライ・インタートレード Narai Intertrade社の2024年度業績は、売上7億5400万バーツ、純利益190万バーツでした。
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