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サハ・パタナビブン(SPC) は小売業に注力【タイ:小売】

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サハ・パタナビブンSaha Pathanapibul(SPC)は、小売と食品事業を成長の柱とし、どんな経済状況にも強いと位置づけています。
同グループでは、近年ローソン108、ドンキ、ダイソー、ツルハ、コメ兵など多様な小売業態を展開し、いずれも売上・収益を上げてきました。

2024年度業績は、売上418億バーツ、純利益27億バーツでした。

同社は新たな一手として2025年、ラマ3エリアに「KING SQUARE COMMUNITY MALL」を立ち上げ、投資額10億バーツ、12か月で完成させました。
キング・スクエアKing Square社によれば、このプロジェクトはラマ3地域の生活水準向上を目的とし、住民が都心に出なくてもワンストップで買い物や食事を楽しめるプレミアムなライフスタイル拠点を提供する狙いがあります。

同施設のコンセプトは「Everyday Rewarding Moments」で、すでに8割のテナントが営業準備を整えています。
同モールは敷地32ライ、総事業費100億バーツの大型複合開発「KING SQUARE」の一部であり、King’s Collegeインターナショナルスクール、住宅「KingSquare Residence」、宿泊施設Dusit Suites KingSquareなどを含みます。

商業面積は23,000平方メートルあり、目玉の店舗は、2022年「Japan Burger Championshipで初代優勝した「Shogun Burger」や鰻料理店「Unagi Yondaime Kikukawa」、アセアン最大の「Samsung Business Experience」、ダイソーの新業態「standard products」(タイ初出店、300円からのプレミアム商品)、1,200平方メートル規模のヴィラマーケットなどです。

ラマ3のサトーン、バンコーレーム、ヤンナワー三区の人口は約250万人で購買力も高く、新築住宅は500万~700万バーツ、KingSquare Residenceは最低1,000万バーツからの価格帯です。

同地域ではスーパーマーケットやフィットネスを希望する声が多く、それに応える形でヴィラマーケットとフィットネスジムを誘致しました。
ダイソー系の「standard products」もタイ初進出です。
開業後は来客数1日1,000人を目標にし、年間売上5,000万~6,000万バーツを見込んでいます。

キング・スクエアKing Square社の2024年度業績は、売上291万バーツ、純利益マイナス553万バーツでした。

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