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アブソリュート・クリーン・エナジー(ACE)は2025年後半に新規発電所10件のCODを計画、業績成長を後押し【タイ:環境・エネルギー】 

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タイの上場企業であるACEグループは、COD計画を推進します。
2025年下半期に新規10プロジェクトを進めることで業績の継続的成長を支援するとしています。

タイの上場企業アブソリュート・クリーン・エナジーAbsolute Clean Energy(ACE)の最高経営責任者(CEO)タナチャイ・ブンディットウォラプーム氏は、は、2025年の残りの期間について、同社の計画は順調に進んでいると述べました。
現在開発中の発電所については、商業運転(COD)を段階的に開始する予定で、合計10件のプロジェクトが対象となります。
第3四半期には約6件、第4四半期にはさらに4件がCODを予定しており、これにより後半の業績は上半期を上回る見込みです。

現在、同社は合計92件の発電プロジェクトを保有しており、設備容量は合計758.25メガワットに上ります。
このうち、すでにCOD済みのプロジェクトは37件・366.16メガワットで、開発中のプロジェクトは55件、392.09メガワットです。
開発中にはVSPPバイオマス発電所9件やコミュニティごみ発電所7件が含まれています。

また、同社は新規プロジェクトへの投資についても検討しており、複数の案件について協議が進められています。
選定については慎重に行う方針です。
同社は引き続き「世界のクリーンエネルギー事業をリードするロールモデル」となることを目指し、2050年までに温室効果ガス排出量のネットゼロを達成することを目標としています。

さらに、金利低下の動きは、各発電所投資における資金調達コストの面でプラスに働いています。
同社は資金調達の約70%は金融機関からの借入で、残り30%は自己資金です。
銀行金利にはMLRやTHOR+といった変動金利が含まれており、金利が下がれば即座に恩恵を受けます。
特にTHORは即時に引き下げられ、MLRも各金融機関の発表に応じて調整されます。
同社はまた、リスク管理に応じた適切な融資形態に見直すため、金融機関と協議を進めており、一部の融資はTHORに連動しているため、金利低下の効果を直接享受しています。

アブソリュート・クリーン・エナジーAbsolute Clean Energy(ACE)社の2024年度業績は、売上64億7300万バーツ、純利益8億3800万バーツでした。

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