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タイの建材大手ダイヤモンド・ビルディング、工場拡張【タイ:工業】

a close up of a white brick wall

タイの屋根材・住宅構造材メーカー、ダイヤモンド・ビルディング・プロダクツDiamond Building Products(DRT)社は、サラブリー県に総額6億4,800万バーツを投じ、サラブリ県に軽量レンガ工場(AAC-2)を新設すると発表しました。
新工場の生産能力は年間290万平方メートルで、既存のサラブリ工場とチェンマイ工場を合わせた生産能力は合計870万平方メートルに拡大します。

また、新工場では「Green Cake Separating Technology」を導入し、焼成前にブロックを分離することでエネルギー消費と廃棄物を約4~5%削減します。
さらに粉塵管理、蒸気と熱のリサイクル、水の再利用なども取り入れ、ESGの方針に沿った持続可能な生産体制を構築します。

「ダイヤモンド」ブランドは、高い成長ポテンシャルを秘めた地方55県をターゲットに、建設資材市場でのシェア獲得を目指します。

タイ政府プロジェクトや大手不動産開発の拡大により、建材需要は高まっています。
DRTの強みは、単なるブロック販売ではなく、プレキャストの柱・梁システムと組み合わせることで施工時間を短縮できる点にあります。

同社はAAC-2工場の投資売上率を年平均12%程度と見込み、9年以内に投資回収できると予測しています。
2027年には生産能力の60~70%で稼働を開始し、その後需要に応じて増産する計画です。

ダイヤモンド・ビルディング・プロダクツDiamond Building Products(DRT)社の2024年度業績は売上49億9100万バーツ、純利益5億600万でした。

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