タイのカフェチェーン「インタニン」は高級抹茶市場に参入、価格競争力を武器に倍増成長を目指す【タイ:食品飲料市場】
Bangchak Groupが展開するカフェブランド「インタニンInthanin」は、日本から高品質な原料を厳選し、消費者体験を国際水準に引き上げることを目指したプレミアム飲料ブランドイメージを構築することで、事業ポートフォリオを強化しています。
また、「品質と持続可能性」というコンセプトを軸とした事業戦略と長期成長目標を掲げています。
インタニンInthaninは、タイ国内の健康志向の高まりを受け、プレミアム抹茶市場に参入しました。
静岡県産の高品質な抹茶原料を輸入する戦略を取っています。
日本の摘み取り茶の老舗Yamama Masudaen社の抹茶を使用し「抹茶+タイならでは」のメニュー(例:抹茶ココナッツ、抹茶サトウキビ、抹茶オレンジなど)を展開しています。
同社は、タイ国内で1800を超える直営店・フランチャイズを有し、3年以内に1店舗あたりの売上を 2倍にする目標です。
抹茶ドリンクの価格帯は70〜90バーツとし、100〜200バーツ台が主流のプレミアム抹茶市場において“手に届きやすい価格設定”を武器としています。
また、非石油事業の柱として、持続可能性と品質を重視し、在庫管理や購買体制の整備を通じて成長を図る一方で、原料の多くを国内で調達し、メインはアメリカーノなど既存メニューの強化という二刀流で展開しています。
バンチャーク・コーポレーションBangchak Corporation社(BCP)の2024年度業績は、売上5942億29万バーツ、純利益21億8409万バーツでした。
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