コミー・コーポレーションは修理事業を拡大【タイ:スマートフォン市場】
スマートフォン用バッテリーなどを製造・販売するコミー・コーポレーションCommec Corporationは、修理事業を拡大しています。
タイ経済の低迷と消費者の購買力低下を受け、新品のスマートフォン購入を控え、既存端末を修理して長く使用する傾向が強まっている中、コミー社はこの需要に対応するため、修理事業を拡大しました。
修理センター「Commec Care」を開設し、スマートフォンやタブレットのバッテリーと画面の交換に焦点を当てています。
同社の調査では、修理案件の90%以上がこれら二つの部品に関連していることが分かっています。
コミー社は、2025年10月時点で5店舗を展開しており、今後3年以内に全国で50店舗以上にサービスセンターを拡大することを目標としています。
また、2028年までにこの修理事業を同社の売上高全体の45〜50%を占める主要な収益源に成長させることを目指しています。
同社はバッテリーメーカーであるため、サプライチェーンにおいて優位性があり、純正品と同等の品質と安全性を保証しつつ、迅速かつ競争力のある価格でサービスを提供できる点を強みとしています。
コミー・コーポレーションCommec Corporation社の2024年度業績は、売上1億5539万バーツ、純利益340万バーツでした。
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