フレイザーズ・プロパティ(タイランド) 社は売上高140億バーツを達成【タイ:不動産】
フレイザーズ・プロパティ(タイランド) Frasers Property(Thailand)社は、2025年度会計(2024年10月~2025年9月)において、売上高146億バーツ、純利益14億バーツを記録しました。
売上は、分譲開発事業が86億4,200万バーツ、賃貸・サービス収入が33億2,900万バーツ、その他収入が27億1,500万バーツを占めており、ポートフォリオの分散とリスク管理の効果を示しています。
住宅事業では、当初予定していた6プロジェクトを7プロジェクトに拡大し総額111億バーツを投資しました。
バンコク首都圏および地方都市(ナコンラチャシマ、コンケーン)において、タウンホームから高級住宅まで「Goldina」「Gramour」「GUTE」などの多様なブランドを展開しています。
工業用不動産では、賃貸稼働率が前年2024年より+6ポイント上昇し92%に達しました。
新規引き渡し面積は21万8,000平方メートルで、投資家によるサプライチェーン再編の需要を的確に取り込みました。
商業用不動産も安定した成果を上げており、グレードAオフィスおよびリテール施設の平均稼働率は89%を維持しています。
「サムヤーン・ミットタウン」や「シーロムAGE」などでイベントやキャンペーンを実施し、景気減速の中でも集客力を保っています。
ホテル部門では、「メイフェア・マリオット・エグゼクティブレジデンス」の運営を終了し、その土地を将来的に超高級コンドミニアムとして再開発する計画を進めています。
これにより、収益性の向上と資産ポートフォリオの最適化を図っています。
FPTは「バランスド・ポートフォリオ」戦略を通じて、住宅・工業・商業の3つの主要事業分野で成長を追求し、地域分散、資産品質の向上、運営効率の強化によって、経済の成熟期や金利上昇といった逆風下でも安定的な成長を維持しています。
フレイザーズ・プロパティ(タイランド) Frasers Property(Thailand)社の2024年度業績は、売上35億1669万バーツ、純利益15億1151万バーツでした。
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