ベーリ・ユッカー(BJC)、DHLと合弁で物流事業に参入、ヘルスケア市場6,450億バーツ規模に対応【タイ:ヘルスケア・医療】
タイの大手財閥TCCグループの旗艦企業、ベーリ・ユッカーBerli Jucker(BJC)社は、タイのヘルスケア産業が大きく成長しており、2030年までに市場規模が6,450億バーツに達すると予測しています。
2026年1月時点で、BJCのヘルスケア事業はタイ国内市場でトップ3に位置しています。
パートナーとの合弁により、同事業は今後、年平均約36%の成長が見込まれており、引き続きトップ3を維持しつつ、市場リーダーにより近づくことが期待されています。
一方で、市場全体の成長率は年平均8%と見込まれています。
BJCにおけるヘルスケア事業は、売上構成比30%で第2位を占め、パッケージング事業(50%)に次ぐ規模です。
第3位はコンシューマープロダクト事業(20%)となっています。
合弁会社の初期投資計画として、最初の5年間で年間約10~15億バーツを投資し、倉庫、物流システム、ITなどの整備を進め、BJCが既に保有する既存ネットワークと連携させる予定です。
従業員数は約2,000~3,000人規模を想定しています。
今回の協業は、BJCおよびビッグCグループが有する強固な事業基盤と全国規模のネットワークと、DHLのグローバル水準のサプライチェーン能力およびヘルスケア物流における専門的な経験を融合させるものです。
この合弁会社は、以下の柱を軸に、ヘルスケア物流のワンストップサービスを提供します。
ヘルスケア産業に特化したインフラ:あらゆるニーズに対応する温度管理倉庫、GDP(適正流通基準)に準拠した冷蔵・冷凍倉庫システムなど。
ヘルスケア専門人材:DHLの世界標準ヘルスケア物流研修、BJCの医療規制・医療現場に関する深い知識を融合した専門人材育成プログラム。
2026年1月時点でBJCのヘルスケア事業は、医薬品分野が59%、医療機器分野が41%を占めており、提携ネットワークとして、1,200以上の病院、2,600以上のクリニック、4,600以上の薬局と取引実績を有しています。
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