SCアセットはサイアムモーターズグループとアマタシティ・チョンブリ工業団地での開発を行う【タイ:不動産・工業団地】

タイ不動産デベロッパーのSCアセット(SC Asset(SC))の子会社SCXでは、タイの自動車財閥であるSiam Motorsサイアムモーターグループと組み、8億5千万バーツを投じてアマタシティ・チョンブリ工業団地に「SCX Logistics Amata Chonburi」を開発します。
賃貸用の大型倉庫として3万7千平方メートルを有し、EECの戦略的立地により自動車・電子産業を中心とした需要に応えることを発表しています。
BOIから最長13年間の税優遇措置やフリーゾーンの恩恵を受けられる点も強みとなります。
特徴としては、タイ・グリーンビルディング協会(TGBI:Thai Green Building Institute)によるTREES v1.1認証を取得した「グリーン倉庫」として設計されていることが挙げられます。
電力は100%LED化、水資源節約と雨水対応のランドスケープ、25%以上のオープンスペース、リサイクル材や地場素材を重視した建材、建物内部の空気と温度の管理による利用者の
健康配慮といった要素も設計されて、環境負荷の軽減が図られています。
SCXは、今回の3万7千平方メートルにとどまらず、2025年までに延べ15万平方メートルの物流施設を保有・運営することを目標に掲げ、長期的な安定収益基盤を構築しようとしています。
グループ内ではオフィス賃貸事業「SCX Working Solutions」で12万平方メートルを展開し、ホテル事業「SCX Hospitality」ではYANH Ratchawat、KROMO Bangkok、The Standard Pattayaなどを手掛けています。
これらすべては「The Prospering Expedition」というビジョンと「The Way Forward」というミッションのもと、単なる急成長ではなく質を伴った持続的な成長を目指す姿勢を示しています。
SCアセット(SC Asset(SC))社の2024年度業績は、売上206億4500万バーツ、純利益17億バーツでした。
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