タイのGWM25、LiVEx市場に初上場し50%上昇 3年以内にMAI移行を目指す【タイ:医療・株式】

グレース・ウォーター・メドGrace Water Med (GWM25)社では、証券取引所の LiVEx(ライフ・エクスチェンジ)市場で初めて株式を取引開始し、公募価格2バーツに対し3バーツで取引を始めたことで、株価は50%上昇しました。
同社は、3年以内にタイ証券取引所(SET)の二部市場(MAI)への上場を目指す方針を示しました。
GWM25の最高経営責任者(CEO)であるトンチャイ・パミ氏は、株価の上昇は同社の事業基盤に対する投資家の信頼を反映したものであり、腎疾患患者のケアにおける新たなビジネス機会の創出や、包括的なソリューション提供の強化につながると述べました。
同社は2025年の業績について、売上で1億8,000万バーツ以上を見込み、年間10%以上の成長を目標としています。
今回の資金調達によって得られた資金は、透析事業およびRO水システムへの投資拡大、負債返済、運転資金に充当される予定です。
高齢化社会に完全移行しつつあるタイにおいて、年々増加する腎疾患患者のニーズや、タイ政府による透析費用1人1回あたり1,500バーツの支援(2024年は総額2,000億バーツ以上)とも合致するため、同社は安定的な成長を実現できる見込みとしています。
GWM25は、腎疾患患者のケアに関連する事業を展開しており、専門透析クリニックや公立・私立病院内の透析センターを通じて包括的なサービスを提供しています。
同社の事業および収益は以下の4分野に区分されます。
1. 透析液および透析ユニット向け消毒液の製造・販売事業
2. 透析用機器に関連する医療用品の販売およびリース事業
3. 透析用の純水製造システムの設計・施工およびROシステムの保守サービス事業
4. 腎疾患患者向けの栄養補助祝品、コスメシューティカル製品の販売事業
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