タイのペットフード大手PETPAL社はIPO準備【タイ:農業・食品】
タイのペットフード製造大手、ペットパル・プロダクツPETPAL Products(PETPAL)社は、タイ証券取引所(SET)への新規株式公開(IPO)に向け、有価証券募集の許可申請および登録届出書(目論見書)の提出を完了し、上場準備を進めています。
同社は調達資金を、タイ国内の生産能力の拡大と製品ポートフォリオの高度化に重点的に充当する計画です。
具体的には、生産能力を最大約24,000トン増強し、フリーズドライ製品を中心とした高付加価値ペットフードの生産ラインを拡張します。
あわせて、新製品開発、借入金返済、運転資金の確保を進め、事業基盤の強化を図ります。
事業戦略としては、犬猫向けドライペットフードのOEM/ODMメーカーとしての柔軟な生産体制を強みに、中小規模のペットフード事業者向け受託生産を拡大します。
加えて、自社ブランド(ハウスブランド)製品の比率を高め、フリーズドライなど付加価値の高い商品分野で収益性の向上を目指します。
同社の業績は堅調に推移しており、2022~2024年の売上高は年平均+6%超で成長しました。
2025年1~9月期には、生産能力の拡張とハウスブランド製品の販売増加を背景に、売上・利益ともに前年同期を上回る伸びを示しています。
今後は生産能力拡大により、年産能力が段階的に引き上げられる見通しです。
市場展開では、競争環境が比較的緩やかなASEANや中東などへの輸出を成長ドライバーと位置付けています。
米国市場への依存がない点も、需要変動リスクを抑える要因とされています。
証券各社は、生産能力拡大と高付加価値製品の拡充を背景に、同社の中期的な成長余地は大きいと見ています。
Petpal Products社の2024年度業績は、売上6億8403万バーツ 、純利益6627万バーツでした。
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