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ASEAN最新動向

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タイ ラチャブリ・エレクトリシティ(RATCH)

タイの独立発電事業社売上規模1位のラチャブリ・エレクトリシティ
Ratchaburi Electricity Generating Holding (RATCH)では
ミャンマーへの発電事業参入を計画しています。発電所の設置場所はダウェイ
工業団地の開発を予定しています。

CEOのNoppol Milinthanggoon 氏はこの発電プロジェクトはダウェイ工業団地
開発に欠かせない計画になるだろうとコメント。
また外国企業投資許可としての規則も遵守しているとしています。

ラチャブリの2012年度の投資金額はおよそ70億バーツで国内と海外を合わせた
金額になるとしています。
また100億バーツ分をM&A用に準備していて買収予定としてカンボジア、
Koh Kong県の石炭火力発電所1800メガワット級の調査を始めています。

またタイ政府が計画している独立発電事業者向けの入札は2013年度からである
としています。
同社ではすでに3箇所の発電所開発候補地を押さえていて準備をしていとしています。

タイ政府の独立発電所向けの入札は1994年度から開始されていて当時は合計
5800MWの発電所建設入札がありました。
第2次入札は2007年度で3,200MWの発電所建設入札がありました。
2013年度の入札は5,400MWの規模になるだろうと予測しています。

ラチャブリ・エレクトリシティ(RATCH)の上半期の業績は
前年同期比+56%増の316億バーツで、純利益では前年同期比+58%増の
48億7000万バーツでした。

ラチャブリ・エレクトリシティ(RATCH)の子会社でオーストラリアで展開している
Ratch-Australia Corpは80%の株式を保有しています。

今後3年間で10億オーストラリアドルを投資して発電所と風力発電所の建設を進める
としています。
同様に石炭火力発電、天然ガス火力発電、再生エネルギーなど各分野の事業へ展開
していきます。
ラチャ・オーストラリア社CEOのSteve Loxton氏はオーストラリアの各州政府の
持つ発電所への買収案件も興味があるとしています。

ラチャブリ社では現在ラオスのナムグム2水力プロジェクトの資本参加25%しています。
今後はインドネシアやベトナムの発電所事業への関心も高く、可能性調査も手がけています。

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