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ASEAN最新動向

Latest trends in ASEAN

タイ バンコク総合病院(BGH)

海外におけるタイの医療技術の評価が高まっていることもあり、日本人だけでは
なく、ヨーロッパ、アメリカ、ドイツ、イギリスなどの先進国以外にも
インド、エチオピア、ミャンマーなどの後進国の富裕層もタイ・バンコクでの
治療などを受けています。
2005年以降からはホスピタルツーリズムの取り組みが政治・民間でも協力体制が
整い、タイへ訪問する外国人患者は増加の一途となっています。

タイ保健省の発表ではタイで医療治療を受けた外国人は
2007年度 137万3807人(金額410億バーツ)でしたが
2011年度は 224万人(金額978億バーツ)へ増加しています。

患者数のみであればトップは日本人。
アメリカ、イギリス、UAE、オーストラリアなどの順位になっています。
また2012年度の予測は253万人の訪問、1216億バーツの収入を見込んでいます。

バンコク病院の見学を経済同友会の皆様と訪問しました。
こちらはタイの最大の高級私立病院チェーンで、カンボジアには2病院を展開しています。
今後海外病院にはUAEなどへ設置予定です。

1972年に開業し世界的に名高い医師、最先端医療設備、最高レベルのサービスを目指します。
病院内にはビザの延長サービスや26ヶ国語の通訳サービス、
宗教に則したお祈りの場所、食事サービス、両替サービスなどあらゆる外国人に
対応できる医療、医療付随サービスを提供します。

2008年売上 218億3100万バーツ 純利益 16億6208万バーツ
2009年売上 221億7500万バーツ 純利益 17億2518万バーツ
2010年売上 243億5000万バーツ 純利益 22億9506万バーツ
2011年売上 377億5200万バーツ 純利益 43億8599万バーツ
と順調に業績を拡大しています。

同じく株価も上昇していて
2008年  18.00バーツ
2009年  24.90バーツ
2010年  46.50バーツ
2011年  82.00バーツ  2012年8月 103バーツとなっています。

病院施設内を見学させてもらいましたが、
入院施設はすべてが個室となっていて、感染症対策もおこなっています。
日本の高級ホテル並みの設備が整っていて
日本の相部屋のような施設ではありません。

心臓外科技術の最先端機械の「ダビンチ」
PET/CTスキャン、ガンマナイフ、MRI診断、幹細胞治療なども提供。
あらゆる医療サービスをおこなっていますが、臓器移植サービスのみ提供しない
ポリシーで行わないそうです。

ジャパン・メディカルサービス(JMS)もあり、日本の医大を卒業したタイ人医師が18名。
日本人医師が1名勤務しています。
健康診断サービス、がん検診サービス、など、年間5000名の日本人が検査を受けています。
タイ国内のみならず、近隣諸国からの緊急搬送の際には
ドクターヘリを常備しています。

日本人が同病院を受診される場合は海外旅行者保険、先に払いますが
国民健康保険も使えます。

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