タイの電力関連企業の概要

タイ政府では2036年までにクリーン石炭火力発電の合計設備容量を
20%から25%へ増やし、ラオスなど隣国からの電力購入を15%⇒20%
へ増やす計画を発表しています。
一方で天然ガス火力発電の合計発電設備容量は64%⇒40%へ
減らして天然ガスへの依存率を下げる計画です。

原子力発電プロジェクトについては2011年東北大震災の影響も
あり、20年延期されています。
タイ政府は今後も再生可能エネルギーへの投資をさらに増やし、
2026年までの目標として発電容量の20%まで引き上げると
しています。
再生可能エネルギーの中では太陽光発電事業が最も多い割合で、
続いてバイオマス発電、廃棄物エネルギー発電、風力発電などの
増加も期待されています。

主なプレイヤーは国営企業のタイ発電公社(EGAT:未上場)を
含めてRatchaburi Electricity(RATCH):EGATから分離独立
Electricity Generating(EGCO):EGATから分離独立
Glow Energy(GLOW):フランス系スエズの資本
Global Power Synergy Company(GPSC):PTT傘下子会社
B.Grimm Power Group(未上場。しかしBGRIMで上場準備中)
などが大手企業となっています。

配電関連プレイヤーとしては
首都圏配電公社 MEA(Metropolitan Electricity Authority)
と地方配電公社 PEA(Provincial Electricity Authority)の
2つの電気事業者があります。

タイではシングル・バイヤー制の下で
タイ発電公社(EGAT)が自社発電とIPPや近隣諸国から電力購入し、
首都圏電力公社(MEA)と地方電力公社(PEA)、および大口需要家に
供給しています。
MEAは首都圏で、PEAはその他の地域で配電及び小売事業を
行っています。