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タイ王室系のサイアム商業銀行はイスラエル系ベンチャーへ出資

タイ王室系サイアム商業銀行(SCB)はイスラエル系ベンチャーへの
出資を発表しています。
サイアム商業銀行(SCB)は子会社の金融テクノロジー、
Digital Ventures社を通じ、イスラエルのソーシャル
ペイメントソリューションプロバイダーPayKeyと、
フィンランドのIndoor Positioning Systems(IPS)
技術プロバイダーIndoorAtlasにシリーズB投資を
完了しました。

今回の投資はDigital Ventures社のIT技術に関する
知識拡大とグローバルベンチャーとの関係を強化し、
新たなビジネスチャンスを模索する大きな一歩だと
しています。

PayKey社は今回のシリーズB投資でおよそ1000万USドルを
調達しました。
この投資にはDigital Ventures社以外にもMizMaa、
SBI Group、SixThirty、Fintech71、The FinLab
(UOBI銀行とSGInnovateの合弁)などが参加しました。

同社はP2P決済およびコンテキスト・バンキング・
ソリューションのリーディング・ソリューションプロバイダー
としての地位を確立し、同社技術が銀行業界に大きな革新を
与えることが期待されています。
既に世界の大手銀行とのビジネス取引が7件に達しています。

今回の資金調達ラウンドでアジア市場からの支持と関心を
得たことで、アジア各国の戦略的投資を進めていくことが
出来るとしています。
また、オーストラリアWestpac、コロンビアDavivienda、
シンガポールUOB、トルコGaranti、ノルウェーSparebank、
イスラエルBank Leumiを顧客として確保しています。

フィンランドのIndoorAtlas社は屋内測位システム(IPS)
技術開発企業で、中国BaiduやYahoo!JAPANなどとも強力な
パートナー関係があります。
IPS技術はスマートフォン等を使い屋内環境で人々の位置を
把握するために利用します。
ショッピングモール、オフィスビル、ホテル、空港などの
商業ビルでリアルタイムに消費者へのプロモーション、
リワード広告・キャンペーンなどを提供します。

Digital Ventures社では例えばタイの大規模市場、
チャトゥチャックマーケットで、モバイルアプリから正確に
位置を識別し店舗検索できることで買い手に大きなメリット
を提供できると考えています。

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