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ASEAN最新動向

Latest trends in ASEAN

タイのJCCバンコク商工会議所でのレポート

タイ証券取引所に上場している2番目のセクターは消費財分野である。
消費財分野セクターには3種類あり、ファッション「FASHION」23社と
家庭品「HOME」13社、個人用品「PERSON」6社の3つに分かれている。
合計で42社。
特にサハ・グループ系列の企業が数多く上場しているのが特徴である。
その他にも日系企業が数社上場している。

タイでは過去に縫製業が盛んだった時代もあるが、
近年タイ人の人件費高騰が進み、ミャンマー、カンボジア、バングラデシュ
などの近隣で人件費の安い国への縫製業シフトが起きているのが現状である。

タイの消費財セクターで有名な財閥としてはサハ・グループが挙げられる。
サハ・グループは関係子会社、提携会社含め12分野で300社以上を
展開している企業であり、食品、消費財、トイレタリー、生活用品、
衣料アパレル、スポーツ用品まで幅広く手掛けている。

特にサハ・グループの代表的企業としてICCインターナショナル(ICC)、
ニューシティ・バンコク(NC)、ブティック・ニューシティ(BTNC)、
タイ・ワコール(WACOAL)パンアジアフットウェア(PAF)などがあり、
サハ系企業はこの分野ではかなりの割合を占める。
 別のセクターではサハ・グループ旗艦企業である、小売りのサハ・
パタナビブン(SPC)や投資会社のサハ・パタナインターホールディング(SPI)、
発電会社のサハ・コージェン・チョンブリ(SCG)、即席麺大手のタイ・
プレジデントフーズ(TF)、製パン大手プレジデントフーズ(PF)などが
タイ証券取引所(SET)に上場している。

他に大手としては宝石ブランド” PRIMA GOLD”などを展開する
プランダ・ジュエリー(PRANDA)、三菱系家電を取り扱うカンヨン・
エレクトロニック(KYE)なども同分野に上場している。
家具大手のモーダン・フォーム(MODERN)は日本のオフィス家具大手
「イトーキ」と2014年度に提携を発表するなど日本の大手企業との
提携や協力などが今後も続く可能性が高い。

タイの消費者のライフスタイルは急速な中間層の増加と共に、
バンコクを中心として都市化してきており、タイの消費者はより簡便な
サービス、食品・飲料、日用品などを求めるようになってきている。
また、各社ともに2015年末以降のASEAN経済共同体(AEC)を見据えて、
タイで生産された自社製品をタイの周辺国(ラオス、カンボジア、
ミャンマーなど)への市場・販路拡大にも積極的に動いている。
それにより物流施設やインフラの整備、販売網の整備なども進められいる。

中間層が増加する一方で、高齢化へ対応する市場も広がりを見せ、
介護医療や高齢者向け衛生用品市場も成長を遂げてきた。
中でもオムツ製品を手掛けるタイ証券取引所(SET)上場のオムツメーカーの
DSGインターナショナル(DSGT)は、東南アジアで展開する代表的な
メーカーである。
同社はタイランド、マレーシア、インドネシア、シンガポールの4か国に
市場を広げていて、主なブランドはBabylove, PetPet, Fittiなどがある。
そしてこの他にCertaintyブランドと言う高齢者向けオムツも販売している。

この他にもタイの不十分な上水道環境から、浄水器も売れていて取り扱う会社も
増えている。
その中でも浄水器を取り扱うティエン・スラット(TSR)などは2014年度に上場。
同社のブランド「SAFE」は浄水器を製造、販売していてタイ国内で安全な水を
求める消費者に受け入れられている。

タイ国内での消費の多様化が進む中で、日系企業はドラッグストアなども
進出を開始している。
タイ国内では価格や量から質への転換が進んでいることもあり、環境、健康、
リサイクルなどのキーワードで消費者へPRする消費財の商品も増えつつある。

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